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花粉終了と思いきや


例年2~5月まで日本まで飛んでくる花粉や黄砂の影響でアレルギー性の問題を起こす方が多かったですが、
昨年はCOVID-19のおかげでもあり、マスク着用の高さと環境変化のたまもので、
それほど悪影響はなかった珍しいシーズンでしたね。

今年度はようやく例年通りに戻ってきたため、黄砂による身体への影響が心配されます。
黄砂はご存知の通り中国から飛んでくる細かい砂の粒子です。タクラマカン砂漠やゴビ砂漠で舞い上がった細かい砂の粒子が、北京上空でPM2.5もついでに偏西風に乗って日本に飛んで来ています。
日本までは約4日間で到達しますが、約2週間で地球を一周するそうです。

巻き上げられた砂の約50%は日本や韓国に落下するそうですが、黄砂が飛来すると視界が悪くなったり、車が汚れたりする被害が起きます。ただ、一番問題なのは人に健康被害を及ぼす事です。
その理由は大きく三つあります。

1、粒子が細かいので気管支や肺の奥に入りこむ
黄砂の粒子の大きさはスギ花粉の約10分の1で、とても細かい粒子です。よって、気管支や肺の奥まで入りこみます。その結果、気管支や肺の粘膜を刺激して咳や気管支炎、喘息を引き起こす事があります。

2、粒子がギザギザ尖っている。
黄砂の成分には石英、長石、雲母、カオリナイト、等の鉱物が多く含まれています。これらの鉱物は顕微鏡で見るとガラスの破片のような形状をしており、先が尖っています。この先の尖ったギザギザの部分が肺や気管支の粘膜を傷つけます。そして、肺の粘膜が傷つくとそこから黄砂が血液中に入りこんでしまう事があります。血液中に入りこんだ黄砂は血管や内臓を傷つけてしまう恐れもあります。

3、有害な汚染物質(化学物質や細菌)を付着して飛んでくる。
砂漠で巻き上げられた砂は中国の都市部の上空を通過するさいに、工場の煤煙や車の排気ガスの中に含まれている二酸化窒素、二酸化硫黄を付着させます。これらの化学物質は日光による化学変化で発がん性の高い物質に変化する事もあるそうです。
また細菌やカビなどの微生物も付着させて日本に運んで来ます。

このような理由により、黄砂を吸い込むと人体に様々な健康被害が発生しますが、代表的な症状は下記です。

■咳・鼻水・くしゃみ
■花粉症の悪化
■ 時に発熱
■ 肺炎、気管支炎、気管支喘息
■目のかゆみ、充血、アレルギー性結膜炎
■ 皮膚のかゆみ、湿疹、 接触性皮膚炎、アトピーの悪化

また、肺から血液中に入りこんだ黄砂が、血管の内壁や内臓を傷つけたり、黄砂に付着している細菌が体内に入り込む事で感染症を発症したりして、重篤な病気を起こすケースもあるそうです。
重篤な病気としては下記が挙げられます。

■内臓の機能低下(血管、心臓、肝臓、腎臓等)
■腎炎、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞
■細菌性の感染症、敗血症

これらの病気は生命にかかわる事もあるので、たかが黄砂と軽く考えずに、十分に注意する必用があります。花粉症を持っている人は、より黄砂の影響を受けやすい傾向があるので、特に注意が必要です。

黄砂への対策としては、あたりまえですが、体に取り込まない事です。基本的には花粉症と同じ対策が効果的です。天気予報に注意し黄砂が飛んでいる日は下記の対策を行いましょう。

■4月~5月は黄砂の飛散する日が多いので、その時期には天気予報に注意を払う
■黄砂の多い日には外出を極力控える
■花粉症対策と同様に、マスク(PM2.5対応)や花粉防止眼鏡を使用する
■洗濯物の屋外干しは控える。(洗濯物に黄砂が付着してしまう可能性大)
■黄砂の飛んでいる日は出来るだけ窓を開けない。
■外出先からか帰ったら、うがい、目の洗浄、鼻うがいを行う。
■外出先から帰ったらシャワーを浴びる、服を着替える。
■PM2.5対応の空気清浄機を使用する。

このような対策を行う事で、黄砂による健康被害を予防する事が可能です。
黄砂が飛んで来た日は、黄砂対策を十分に行って、元気な体で楽しいGWを迎えて下さいね。